真言宗のサンスクリットのお経で 活舌をよくする口の運動
「お経で口の運動」 活舌(滑舌)をよくする?
というと「もったいないことを言って!」とお叱りをいただくかもしれませんが、
これが毎日朝晩の仏壇への勤行(というほどではありませんが)と、
サンスクリット語が、口の運動にピッタリなんですよ。
どういうこと?
お経を唱えると、回りにくい口が回るようになるのです。
たとえば「オン・マカキャラヤ・ソワカ」と、簡単にはっきり言えますか?
コロナ下で活舌低下の口の運動を真言密教の真言で
最近コロナの影響で外出自粛、人と合わないようにしようとすると、
なかなか親しい人や家族と会う機会が減って、口を動かすことや大口を開けて
笑うということが少なくなったという人も多いですね。
食事の時とか、電話などの本当に時々しか口を開けないということありませんか?
高齢の方で一人暮らしだとこれが特に現れて、たまに話していると
「きゃきゅきょ」『まみゅみょ」などの、拗音(ようおん)や
促音(そくおん)が微妙に言いづらいし、聞きづらいんですよ。
舌が回らない感じです。
こういう状況を治すには、早口言葉を言ったり、本を声を出して速読すると
いいといわれますが、これやってみると息切れしてしまうんですよ。
人間て使わない器官は、すぐに衰えるんですねー!
確かにちょっとけがして車いすを使うようになると、歩き方忘れるって
言いますから。(祖母の実感です)
我が家代々の宗教は高野山「真言宗」なのですが、特に気にもせず仏壇に手を
合わせていました。
その際、母が「南無大師遍照金剛」と「苦を抜き楽を与える」という
「般若心経」を毎日唱えていたり、僧侶が吹き込んだCD
📿【お経】お経CD【真言宗】高野山真言宗在家勤行次第(三和讃・観音経入り)
お経本付
(このCDのお坊さんの修業を積んだであろう声やリズムが、
素晴らしく心に響きます)
を流していたので、
私も毎日手を合わせていました。
最近、コロナで亡くなる人が多くなったこともあり、仏様というのはどんなものか、
はたまた「真言宗の密教」という宗教はどんなものかと興味を持ち始めました。
そこで購入したのが、とっつきやすそうな(!?)
📚眠れないほどおもしろい「密教」の謎 驚くべき「秘密の世界」がそこに!
(王様文庫) [ 並木 伸一郎 ]📚
という本です。
初心者には入りやすい入り口として、興味のある人には密教の秘密もうかがえる
確かに面白い本です!
インドで芽生えた密教は、唐の恵果(けいか)が承継して、平安時代空海が
唐へ渡り伝授され日本に持ち帰り真言宗として高野山を開いたといわれています。
真言宗は平安時代から現代まで1200年以上続いている仏教です。
「真言密教」といわれ護摩を焚いて願望成就を祈るとか、表には出さない教義も
あり、密教というにふさわしいちょっと秘密めいたところが
なお興味をそそられます。
その修行も何年も何年もかかる相当きついもののようで、この修行を全うすると
「即身成仏」できると説いています。
真言密教 独特の印の結び法
上記した本の中に真言密教独特の印の結び方があり
合掌の仕方があります。
多くの印の中の「金剛合掌」はすべての印の代用として使えるということで、
私はこれを採用しました。
なぜってこれ簡単ですから・・!
でもこれはあらゆる場所で使われる、結構重要な合掌法です。
両手を合わせて通常の合掌の形から、それぞれの指の間に指先だけを入れる合掌法。
この合掌のまま唱えるお経から抜き出したのがこちら!
もちろん、活舌のためばかりではなく願望成就の意味があるので
これを毎日唱えれば、望みが叶うんじゃないかという思惑で採用。
これが一挙両得を狙って、というところです。
大日如来 (宇宙最高の徳)
ノウマク・サンマンダ・ボタナン
出世、開運
オン・マカキャラヤ・ソワカ
苦しみからの解放・地蔵菩薩
オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ
病気平癒と精神安穏
オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ
さまざまな願望に効果・千手観音
オン・バザラ・ダルマ・キリク
(1部抜粋:密教の謎より)
などなどですが、もっと長い真言も唱えます。
はじめは真言を読みながら、つっかえ、つっかえしつつ唱えていると
そうするうちに活舌もよくなり、スムーズに空んじられるようにもなります。
このほかの活舌をよくする方法として、「ア・エ・イ・ウ・エ・オ・ア・オ」
「カ・ケ・キ・ク・ケ・コ・カ・コ」や、早口言葉などもありますので、
アラフォーとしては、たるみやしわ改善でもこれを日課としていましたが、
最近はもっぱらこの印とお経で口周りのしわ、たるみ改善に励んで、
願望成就との相乗効果、累乗効果を狙って(?)います💦
おわりに
真言密教は世の中に出ていない、まさしく秘密の教義もあるということですので、
面白半分や、簡単に語れるものではありません。
ましてや、神聖なる印や真言を活舌や美容に使うなどもってのほかと
おしかりを受けるかもしれませんが、
仏教も神道も昔から見れば、葬式仏教、新年の参拝だけに留まるっている
現状を思うと、心のよりどころとなる、もっと身近な存在になることで、
殺伐とした昨今の世の中が少しでも、安らぎのある世の中になるのではと
願っています。
斎藤一人さんが「大日如来」とも解釈する「天之御中主神」
⛩️「天之御中主神」(あめのみなかぬしのかみ)」由来とお祀りする神奈川の神社