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旭川と近郊の主な神社祭を楽しみ・歴史を顧みるそぞろ歩き

旭川と近郊の主な神社祭

旭川や近郊には大小さまざまの神社があります。

北国の長い長い冬が明けると、色とりどりの花がはじけ咲くように、

それぞれの神社や地域でも次々とお祭りが開催されますので、

ご紹介していきます。

北海道護国神社祭
  明治戊辰から大東亜戦争に至る北海道、
  樺太関係の国事殉難者をお祀り

北海道護国神社慰霊大祭は、

その名の通り明治戊辰から大東亜戦争に至る北海道、樺太関係の戦いで

亡くなられた方々を慰霊する神社のお祭りです。

そのためか不思議に雨が降るので、涙雨と地元では言われています。

6月4日から6日の3日間にわたり

6月4日 宵宮祭(合祀祭) 午後6時

6月5日 慰霊大祭 午前10時

6月6日 後日祭 午前10

6月8日北海道音楽大行進

の日程で毎年この時期に行われます

慰霊祭には北海道各地の神社から神職が集まり、参道を行く行列を見ていると、

さながら平安時代にタイムスリップしたような光景です。

この神社は赤い大鳥居を入ると、北海道、樺太と銘打つ両池があり、

大きな古木にはチゴハヤブサなどの野鳥も飛び交う自然豊かな場所です。

参道を進むと、やはり赤い立派な本殿が目に飛び込んできます。

お祭り当日は雅楽の演奏や舞が披露されるほか、慰霊茶会、相撲大会、

剣道などの奉納行事が行われ文字通り春爛漫の、心ときめく季節となります。

昔は厳寒落ちですから各家庭では煙突付きのストーブが主流でしたので、

このお祭りが済んだら、その煙突を外してやっと来た春を楽しんだという

エピソードもあります。

北国の春は本当に待ち遠しいですよね。

お祭りに必須の露店は、常盤公園で大規模に出店され、

その人出で春が最高潮に達します。

北海道護国神社

〒070-0901
北海道旭川市花咲町1-2282-2
電話:0166-51-9191
FAX : 0166-51-9192

駐車場:無料ですが、多くは駐車出来ません。
当日は道道329号線(金星橋通)沿いにある
大型駐車場が解放されます

バス:バス乗りコンシェルジュで検索

上川神社祭
  五穀豊穣、家内安全を願う金運スポット

神楽岡のしんと静まり返った中に、凛とした空気が漂う、

身の引き締まる場所に上川神社は鎮座しています。

ご祭神は

天照大神(あまてらすおおみかみ)

大己貴大神(おおなむちのおおみかみ)

少彦名大神(すくなひこなのおおみかみ)のほか

近文神社の合祀で、開拓の祖の永山武四郎

など多くが祀られています。

上川神社境内には、福岡の太宰府天満宮の菅原道真公のご分霊をお祀りする

「旭川天満宮」があり、受験時にはご利益をいただくべく、

受験生のお参りが多くなります。

以前はあまり知られていなかったので、素通りしてしまい、

後で「しまった!」と残念がったものです。

これも後から知ったのですが、

西京=京都、南都=奈良、東都=東京などと同様に、

上川郡に「北の京」を建設するという構想もあり、この地が候補に

挙がっていたとか。              (出典:Wikipedia)

                         

ここに天皇陛下の別荘を建てる計画があったとは驚きです。

結局計画は反対意見などで実現しませんでしたが、

この「令和」の新時代にこれを知ると、何か感慨深いものがありますね。

この神社は旭川の開拓当初から別の場所でお祀りしていましたが、

様々な場所に変移を経て、1942年に現在の場所に移転し、

以後長きに渡って人々に親しまれ、五穀豊穣、農業繁栄、家内安全、

商売繁盛の祈願も受け付けています。

芸能人などの有名人や政治家などもお参りに来る

金運スポットとしても有名になりました。

上川神社祭

7月20日 午後7時    宵宮祭

7月21日 午前7時    例大祭

お神輿出発、同夜は頓宮(常盤公園内)にお泊り

7月22日 午後1時頃(お神輿到着後) 後日祭

上川神社際はお神輿が市内を練り歩き、可愛い

お稚児さんも参加します。

露店ですが、以前は上川神社に近い3条通りに所狭しと出店が並んで、

老若男女が楽しげにそぞろ歩き、お祭り気分が盛り上がっていたのですが、

諸事情で2018年から、北海道護国神社祭と同様、常盤公園に出店

されるようになりました。

上川神社

住所:〒078-9327 旭川市神楽岡公園
電話:0166-65-3151
FAX:0166-65-3152

駐車場:無料(少ない)

http://www.kamikawajinja.com/

上川神社頓宮

住所:北海道旭川市常磐公園
電話:0166-22-5934

駐車場:図書館利用者のみ
公園利用は、空いていれば利用可
図書館で整理券にスタンプ必要

バス:バス乗りコンシェルジュで検索

永山神社
  上川管内最古の神社:永山武四郎を祀る

この神社名の由来となった「永山武四郎」は、屯田兵の生みの親として、

後に明治政府よりその功績をたたえられ御祭神として許可されました。

それ以前は、明治24年にこの地に入植した岡山出身の屯田兵たちが、

「天照大神、大國主神」のご分霊をいただいてお祀りしたのが始まりです。

後に永山神社創始100年記念事業として永山神社社殿改築の際、

永山武四郎将軍の像を建立、屯田兵開拓の祖神として境内で今も

その変遷を見守っています。

永山武四郎像は、常盤公園の入り口にも建立されています。

祭礼は毎年6月30日から7月4日まで行われ由緒あるお神輿が

永山を練り歩きます。

そのお神輿は、明治天皇の北の守りと開拓に重きを置いていたことが

実証される御神輿の頭に菊の御紋章を戴いた由緒あるものです。

その当時の北海道開拓に寄与した屯田兵の多大な功績がうかがわれます。

永山神社祭

6月30日: 19時 宵宮祭

7月 1日: 7時 御例祭

8時 神幸式

17時35分 還輿祭

7月 2日: 10時 後日祭

11時 大村石碑祭

13時 産子祭(初宮参り)

お祭りの後、産子祭として、

昨年6月から今年6月までに生まれた赤ちゃんの

初宮参りを行い、健やかな成長を祈ります。

かわいい赤ちゃん連れでお参りもできますね。

露店は永山駅前にずらりと並び、賑わいを見せています。

永山神社

旭川市永山4条18丁目2番13号

TEL   0166-48-1638
FAX  0166-47-8295

電車:JR北海道宗谷本線永山駅より徒歩約8分。

 車:道央自動車道 旭川北インターチェンジから

   約10分

駐車場:25台

(出典:永山神社)

旭川神社
  屯田兵ゆかりの神社

「旭川神社」という名称ですが、実は旭川市の郊外の東旭川にあります。

旭川と付いたのは、「旭川兵村」の地域だったからで、

この元旭川と称された一帯を開墾したのは屯田兵で、ここ東旭川一帯が

本来の旭川だったのです。

その後いろいろな動きがあって、永山村に合併になったりしたのち、

再び離れて東旭川となり、もとの名称が残って「旭川神社」となっています。

「天照大神」と、「木花開耶姫命」をお祀りしていますが、

御祭神の天照大神を正式に伊勢神宮よりご分霊いただき、

屯田移住完了した8月15日を記念日として「爾来例祭日」としています。

                        (出典:旭川神社由来)

旭川を語るとき忘れてけないのが、屯田兵です。

何もない原野を開墾する苦労は、並大抵ではなかったと思います。

極寒の地の防衛と開墾という想像以上の重責に耐え、北海道第2の都市の礎を

築いた功績には頭が下がる思いです。

という思いで、「旭川神社」の祭りをここにご紹介しました。

旭川神社祭

8月14日 宵宮祭、屯田神輿渡御

8月15日 宵宮祭、屯田神輿渡御

8月16日 後日祭

「屯田みこし」を担いで、当時の功積や苦労を思いやるお神輿行列も

見どころです。

「兵村記念館」も併設されていて、

「屯田兵第三中隊記録・屯田兵絵物語原画綴り」などの旭川市指定文化財が

展示されており、当時の苦労をしのぶ良い資料です。

旭川神社

北海道旭川市東旭川南一条6丁目8-14

電話:0166-36-1818

FAX:0166-36-5272

交通機関:旭川電気軌道  旭山動物園線 40・41番出口

JR石北本線 東旭川駅 より徒歩3分

最後にちょっと離れてしまいますが

ここにも開拓の苦労を見守ってきた神社がありますのでご紹介します。

太田神社(東旭川米原)
   天之御中主大神(アメノミナカヌシノオオカミ)

『アメノミナカヌシ様お助けいただきましてありがとうございます」

これは納税日本一や高額納税者として12年間も続けてこられた

事業化の「斎藤一人」さんが、毎日唱えていた言葉です。

聞いた事ありませんか?

「天之御中主大神」は、天地創造の神で、宇宙の根源神という説があります。

『古事記』では神々の中で最初に登場する神であるとされています。

                            (出典:Wikipedia)

その神をまつる神社は日本各地にありますが、

ここ太田神社は東旭川ぺーパン地区にあり、

「相馬野馬追い」で知られる福島県の南相馬にある「相馬太田神社」の

分祀です。

お祀りしているのは、「天之御中主大神」と「天照大御神」です。

太田神社は、明治31年、福島県伊達郡大田村、保原町、伏見村、

関本村他5町村から53戸132人がペーパン(現在の米原、瑞穂地区)に移住、

ここでも未開の原野を壮絶な苦労で開墾した歴史があります。

その移住してきた人々の心のよりどころとなる

相馬の太田神社から、ペーパンの太田神社に分祀してもらい、

今日まで絶えることなくお祀りしています。

小さな神社ですが、きれいに保存されていて、その境内で9月4,5日に

お祭りがあります。

露店も出て、多くの人々の賑わいで活気づいています。

⛩️東旭川「太田神社」天之御中主神様(アメノミナカヌシサマ)神社⛩️

おわりに

北海道の歴史は本州の長い歴史に比べると、百数十年と短く感じますが、

この寒さ厳しい北限の地を開拓して、美しい町や村を築き、

今も人々の心に深く浸透させた苦労と功績は、多大なものがあります。

常に人々の心のよりどころとして、神社があり苦労に耐えたパイオニアたちを

見守り続けてきました。

そして、すがすがしい北海道旭川の美しい大地をこれからも見守り続けて

くれるでしょう。

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