100歳寿命時代に思う
アンチエイジングが叫ばれて久しいのですが、
女性としてちょっと遅れているなと思う事があります。
病気になってからの保険(ここでは、政府管掌の
健康保険ではありません)はあるのですが、
予防の段階での、つまり健康を長く持続させる
ための保険は、見当たらないのです。
健康とは病気にならないことです。
つまり病気にならないための医療すなわち、
予防医学と呼ばれる医療の中の
アンチエイジング医療です。
がん保険なども「生きるための保険」とCMで
言っていますが、がんを発症しないと適用されません。
平均寿命がどんどん延びている時代に、ただ単に
生きているだけでは、意味がありません。
出来るだけ健康で、美しく、生き生きと生活してこそ
長寿の甲斐があるというものではないでしょうか?
ある離島の80才過ぎのおばあがさんが、
「これから何をしたいですか?」
という問いに、「ダイヤモンドのピアスをしてみたい」
と、ニコニコしながら語っていた、CMでしょうか?
ありましたね。
女性はいくつかになってもおしゃれしたい、
きれいになりたいという意欲があるのです。
素晴らしいことですね。
そうなんです。
女性はいくつになっても夢見る夢子さんなんです
ですから、女性は外見を気にします。
自分の老いを気にして、白髪を染めたり
シミやしわを気にして、高価なシミ取りクリームや
シワのばしクリームを購入したりして、
若さをいかに持続しようかと、苦心惨憺している
ように見えます。
でもそうではなく、人はその人なりの目的をもって
毎日を、生き生き生活することで、
老いを感じさせない若々しい外見、
明るい雰囲気をかもし出すと、周りも
いかにも年寄り臭い(モラハラではないですよ)
老人よりも、明るいきれいな高齢者が
社会にいることのほうが、
雰囲気もとげとげしないやさしい輪が
生まれると思います。
ので、いつも身ぎれいにして、自信をもって
ドンドン外に出かけて、新しい刺激を受けると、
心も体も健康でいられると思います。
長寿で自立した人生を送るには?
日本の長寿傾向は、ますます伸びています。
厚生労働省の調査では、日本人の平均寿命は、
平成29年度調査で男性80.98歳、女性87.14歳と
伸び続けていますが、
介護や寝たきり状態など、自立した生活を
送ることが出来ない期間つまり
「不健康な期間」が、男性は約9年、
女性は約12年もあるということです。
長寿は悪いことではありません。
ですが不健康期間が長引けば、家族も社会も
ドンドン疲弊していきます。
厚生労働省の言う、「平均寿命と健康寿命の差を
短縮することができる」ならば、個人の生活の質の
底上げをするとともに、家族の負担や社会保障負担の
軽減も期待できます。
「心も体も、生き生きとした健康な状態」
そのために遅ればせながら日本も、
抗加齢、抗老化医療つまりアンチエイジング医療は、
予防医学の分野でも活発になってきています。
その状態によっては、保険適用になります。
病気と判断されれば、保険で治療ができます。
ですがその幅は狭く、医師の判断や患者の状態によっては、
保険適用外になるようです。
長生きする女性にとっては、老後の費用が
かさむばかりです。
例えば更年期障害も、程度によってはプラセンタ注射を
必要とされますが、美容効果を目的とする場合や、
肩こりや腰痛の治療の場合、プラセンタは
保険適応外となります。
当然でしょう!と思いますか?
確かに肩こりや腰痛治療は、日々の生活を
楽にするためと判断されます。
しかし、これも更年期障害の一現象とも考えられます。
ま、主に男性が考える保険ですから、
契約外となるのでしょうが。
”アンチエイジング美容保険“はどうでしょう!
最近芸能人が手術して話題になっている
「眼瞼下垂」手術。
瞼の筋肉が老化によって、弱まって下がってくる
のですが、物を見る時に、顎をあげたり額にシワを
寄せたりするので、眼精疲労や、頭痛、肩こりが
起こるのですが、医師は病気と位置づけているようです。
加齢に伴う眼瞼下垂では、60歳以上の方がなりやすく、
特に70〜80歳の方がかなり多いようです。
(糖尿病や脳動脈瘤が原因である場合もあるので、
老化現象とばかりは言えないようですが)
目は特に顔の印象を決めたり、美しさを決定づける
大事な部分です。
眼瞼下垂の手術は、その方の若いころの顔に
戻すよう手術してくれるとか。
しかしこれも、4、50代などの場合、
どうなのでしょう。
ついでに、ほうれい線をなくすとか、
しわを伸ばすとか、シミを取るなどは、
保険適用外になるのは当然ですし、
これが相当高額になります。
つまり、女性の健康に対する意欲は、外見の
良し悪しに相当左右されるのです。
「あ~あ、こんなにシワが増えた、年取ったんだなあ。
年だからシミもなかなか消えないんだね。
このほうれい線の深い顔、ばばあになったんだなあ」と
自覚したとき、高齢者はがっくりとくるのです。
そこからますます老け込んでいきます。
気力の衰えで、健康に対する考えも、だんだん
萎えてきて、どっぷりと年寄りになっていくのです。
これ相当危険です。
不健康高齢者を減らす意味でも、
“アンチエイジング美容保険“を提案します。
これは、女性が少しでも若い時の美しさを取り戻す
きっかけになる、例えば美容整形の費用とか、
最近アンチエイジング法として聞くようになった
「血液クレンジング療法」ハリウッド女優が行った
[遺伝子療法」など、これらは高額で一般の女性が手を出せるものではありません。
そこまでいかないまでも、美しくなるための
美容系治療費や、向上心の満足のための費用など、
これらを充当できる美容保険を、ぜひ保険会社に
作っていただきたいと提案します。
「病は気から」というように、外見をきれいにすると
内面も活性化するということです。
特に歯科系は保険外だと、相当高額になります。
例えばインプラント。健康を保つためには
食事をおいしく頂けるよう「歯」をしっかり
しなければなりません。
しかし日本人の大半がかかっているという
歯周病治療さえ保険外があり、ましてや
インプラントに至っては、以前より安くなったと
いっても、まだまだ高額です。
そのほか、髪の毛に関する問題もそうです。
~デランスなどは、場合によっては数百万と
いわれることもあるようです。
これらおしゃれに関するものばかりではなく、
体や心を健康に保つ手段としての治療などに
使える保険を、作れないものでしょうか?
若い働き盛りの時に入っておいて、数十年後に
高額な美容に関する費用を使う。
その内容は、いろいろあるでしょうが、
出来るだけ女性が満足いくような
美容関係に特化した保険です。
日本の場合、出来ないことを先に考える
傾向にありますので、美容となると
その筋関係で、むつかしいでしょうが
出来るを前提に、作っていただきたいものです。