花粉皮膚炎とは?
春の肌は、上まぶた、頬、あごや首周りに、
かゆい赤みのある湿疹が出たり、
化粧のりが悪いなどの症状が出る人がいます。
単に季節の変わり目だからと思っている人が
多いようですが、花粉によってひき起こされる
皮膚症状、つまり「花粉皮膚炎」でもあるようです。
スギやヒノキなどの花粉により、アレルギーを
起こす花粉症は良くご存知だと思います。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどに悩まされる人は
結構多いのですが、肌のかゆみに悩まされている
30代、40代はこの「花粉皮膚炎」かもしれません。
通常は皮膚を通さない花粉も、年齢によって
肌の乾燥がひどくなったり、乾燥する季節には
肌のバリア機能が低下することによって、
肌の奥に入り込み、異物と思って攻撃するので、
アレルギー反応が起こりやすくなるというのです。
そうなった場合、つい掻きたくなりますが、
皮膚科の医師によると、掻くのは厳禁、
掻くことによって症状が重くなり、
顔中真っ赤になってしまうこともあるとか。
花粉皮膚炎の対策
① 掻かないで、まず冷やす。
② 油分のはいった保湿力のあるクリームを塗る。
③ コ-ヒーやアルコールは抹消神経を
刺激するので、避けたほうが良い。
④ 化学繊維のようにチクチクする
セーターなどは避ける。
⑤ 40度以上のお湯で顔を洗ったり、
お風呂に入るのはNG。38~40度位が
おすすめ。
⑥ ナイロン素材などの化学物質は避ける。
⑦ 朝の洗顔は洗顔料なしでOK
確かに朝顔を洗わないというタレントさんも
いましたね。これ正解なんですね。
何科に行ったらいいの
もうこのかゆみや、湿疹が出てしまったら
なかなか自分では治すのはむつかしいです。
私は花粉症ではないと思っていましたが、
どうも、ヒノキの季節になると、目とか
その周りや口の周り、頬がかゆくて困った
のですが、これ「花粉皮膚炎」だったのですね。
これは、まず病院に行くことをお勧めします。
皮膚科や内科で良いようです。
鼻水やくしゃみなどの、花粉症特有の
症状ではない場合も、この季節になったら
花粉症を疑ってみることも必要ということですね。
(出典:ゴゴスマ・10分クリニック 花粉の季節)