ここ 2、3年は、いつも何かに気遣い、恐れをもって気分の晴れない日々を過ごして
きたような気がします。
毎年日々の移ろいが早くなるような気分でした。
今年ももう年末がやってきましたね。
ここらで来年こそ気分を新たにすべく、「年越しの大祓」について学んでいきたいと
思います。
「年越しの大祓」とは?
今年も「年越しの大祓」の季節が巡ってきました。
ー今年もご案内をいただきましたー
あなたは、6月の「夏越の祓」にお参りに行かれましたか?
たとえ信者でなくとも初詣には大勢神社や仏閣を訪れて、新年の祈願を
されることと思います。
それと同じように、1年に2回行われる、6月と12月の晦日には、半年間の
身の汚れを祓う大祓に参加して、茅の輪をくぐったり、人形(ひとがた)で
頭の先からつま先まで胸や腕などを撫でて、半年間知らず知らずのうちに
身に付いた汚れを人形の(形代)に遷します。
形代に氏名、年令(数え年)などを記入して息を吹きかけると、まとめて
神主さんがお祓いをして、海に流してくれます。
鶴岡八幡宮より
これを行うと、本当にすっきりとした気持ちになって、
さあこれからも頑張ろう!と思えるから不思議なものですね。
春は6月に社殿の前に設えた茅の輪を、大祓詞を唱え3回くぐり、
最後に社殿に進みお参りしたり、神主さんにお祓いをしていただいて、
半年間に身についてしまった厄を落とし、無病息災を祈り心新たに
半年間を過ごすという神事です。
⛩夏越しの大祓 茅の輪くぐり 神奈川の神社 半年分の身の汚れ退散願う⛩
「12月は年越しの大祓(おおはらえ)」といって12月31日に神社で
同じように半年間に人が知らず知らずのうちに犯した罪や過ち、災いや病、
たまった心身の穢れをはらい、世の中が清く明るく平穏になるよう祈りをささげ
心新たに新年の日々を迎えるという神事です。
鶴岡八幡宮では 12月31日の11時 、13時、15時の3回行われます。
参加する方は神職とともに「大祓詞」を唱え、切り麻を身に巻いて人形に
罪穢れを映して心身を清めます。
また、参列できない人のために人形に息を吹き替えて体を撫でたものを
初穂料とともに12月29日までに送るとお祓していただけて、
剣札を送っていただけますので社務所にお問い合わください。
社務所 Tel:0467-22-0315
>>「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」由来とお祀りする神奈川の神社<<
大祓はいつ頃からどのように受け継がれたのでしょう
日本最古の史書といわれている「記紀神話 」(古事記・日本書紀)に出てくる
神話によると、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらい)
を由来として、宮中では「大祓い」がずっと受け継がれ行われてきました。
大祓(おおはらえ、おおはらい)は、日本の神道儀式の祓の1つ。
祓は浄化の儀式として宮中や神社で日常的に行われるが、
特に天下万民の罪穢を祓うという意味で[大祓]という。(wikipediaより)
「古代史探訪」によると
42代文武天皇(683年~707年)の時、701年に大宝律令が完成しました。
6月と12月の晦日に朱雀門前の広場に皇子・大臣・官僚などが集まり、
中臣氏が取り仕切る中臣神道として
6月の大祓えを夏越の祓(なごしのはらえ)、12月の大祓えを年越の祓
(としこしのはらえ)といい、大祓えが始まりました。
この呼び方は明治政府によって一時禁止されていましたが、
宮中では今でも行事が残っているようです。 (出典:古代史探訪)
全国の神社でも
6月の夏越(なごし)の祓い、12月の大祓いが中世以降に執り行われ
各神社で年中行事の一つとして普及し、現在では多くの神社の恒例式と
なって年2回執り行われます。
おわりに 「主だった年越しの大祓神社」
「年越しの大祓」は、ほとんどの神社で行われますが、主だった神社を
ご紹介します。
ぜひお近くの神社で大祓いを行っていただき、新しい年を清々しい気持ちで
お迎えしましょう。
殆どの神社は12月31日に「年越しの大祓」を行いますが、
神社によっては12月26日など早めに行うところもあります。
神社名をクリックすると「大祓」の日時が表示されますので参考にするか
遠方にお越しの方は、連絡の上参拝されてください。
九州
〒818-0117
福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号
TEL : 092-922-8225
京都
〒606-8341
京都府京都市左京区岡崎西天王町
TEL: 075-761-0221
〒601-1112
京都市左京区鞍馬貴船町180
TEL:075-741-2016
〒606-0807
京都市左京区下鴨泉川町59
TEL:075-781-0010
奈良
〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160
奈良県奈良市春日野町1
TEL:0742-22-7788
〒630-8307
奈良県奈良市西紀寺町40番地
TEL/FAX : 0742-23-3416
東京
〒151-8557
東京都渋谷区代々木神園町1−1
TEL: 03-3379-5511
〒100-0014
東京都千代田区永田町2丁目10番5号(共通)
TEL:03-3581-2471
〒102-0071
東京都千代田区富士見2-4-1
TEL:03-3262-3566
〒101-0021
東京都千代田区外神田2-16-2
Tel:03-3254-0753
神奈川
〒248-8588
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
TEL:0467-22-0315
〒253ー0195
神奈川県高座郡寒川町宮山3916
TEL:0467-75-0004
〒220-0031
神奈川県横浜市西区宮崎町64番地
TEL:045-241-1122
出典:神社本庁、「古代史探訪」
今年こそ「大祓」して、すがすがしい気分で除夜の鐘をききたいものです。
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