近年、自然の美しさや昔懐かしい風情を求めて「トロッコ列車」の旅が再注目されています。
車窓から眺める渓谷や山並み、風に吹かれながら進むレトロな列車の揺れ
まるで時間を巻き戻したような体験が、多くの旅行者の心をつかんで離しません。
本記事では、春の桜や秋の紅葉、清流や峡谷など、日本各地の美景とともに楽しめる「全国のおすすめトロッコ列車」を厳選してご紹介します。
自然の中をゆっくり走る「トロッコ列車」の旅。
窓ガラスのないオープン車両から風を感じながら、渓谷や山々の絶景をぼーっと眺めるだけで、心がふっと軽くなります。
京都の嵯峨野、秘境感バツグンの黒部峡谷、紅葉が見事なわたらせ渓谷など、どこも魅力たっぷり。
四国のアンパンマントロッコ列車もありますから、家族連れにもピッタリな旅になりますよ。
次の旅先に迷っている人、ちょっと変わった鉄道旅をしてみたい人、ぜひチェックしてみてくださいね。
トロッコ列車とは?乗る前に知っておきたい基礎知識
日本全国に広がる「トロッコ列車」は、鉄道ファンのみならず、小さなお子さま連れのご家族、カップルのデート旅行、さらには写真映えスポットを巡りたいSNSユーザーまで、多くの人々に愛されている観光列車の一つです。
でも、そもそも「トロッコ列車」ってどんな列車なの?
普通の列車と何が違うの?
初めての方にも分かりやすく、トロッコ列車の魅力や特徴をたっぷりとご紹介していきます!
トロッコ列車ってなに?
トロッコ列車とは、かつて鉱山や山間部で物資の運搬に使われていた「トロッコ(小型貨車)」を観光用に改造した列車のことです。
その多くは、風景を楽しめるよう窓がない、あるいは窓が大きく開けられる構造になっており、自然との一体感を味わえるのが最大の魅力。
車両はレトロで可愛らしく、木製の座席や鉄骨むき出しのフレームなど、ノスタルジックな雰囲気が漂います。
走行スピードはゆっくりで、ゴトゴトという音とともにトンネルや渓谷を抜け、絶景の中を進む旅は、まさに「時間を味わう」体験そのものです。
通常の列車と何が違うの?
普通の電車や新幹線が「移動手段」であるのに対し、トロッコ列車はその「乗ること自体が目的」。
風を感じ、音を楽しみ、自然と共に走る体験は、通常の鉄道旅行とはまったく違います。
たとえば窓ガラスがないことで、空気の匂いや鳥のさえずり、風の流れまでもが直接肌で感じられます。
また、時には運転士や車掌さんのガイド放送が入り、地域の自然や歴史について紹介してくれることも。
トロッコ列車は、単なる乗り物ではなく「旅そのものを演出する舞台」なのです。
トロッコ列車はどこを走っているの?
日本には現在、北海道から九州まで約15以上のトロッコ列車が運行されています。
特に人気なのは、以下のような地域です:
🚃黒部峡谷トロッコ電車(富山県)山岳鉄道として有名。渓谷美が絶景!
まさに日本を代表するトロッコ列車!
深い峡谷を縫うように走るこの列車は、スリルと絶景の宝庫。特に紅葉シーズンは予約困難になるほどの人気ぶりです。
運行は例年4月中旬〜11月下旬。
発着駅: 宇奈月駅〜欅平駅
アクセス: 富山地方鉄道 宇奈月温泉駅より徒歩すぐ
🚃嵯峨野トロッコ列車(京都府)保津峡を走る風光明媚な路線
京都の保津峡を走る人気列車。
トンネルを抜けた先に広がる渓谷と川の景色に歓声が上がることも。
途中下車して川下りや竹林散策も楽しめます。
運行時期:通年運行(冬季は本数減少)
アクセス:JR嵯峨嵐山駅から徒歩でトロッコ嵯峨駅へ
🚃釧路湿原ノロッコ号(北海道)広大な湿原の中をゆっくり走る列車
まさに「風と草原を感じる」列車。広大な釧路湿原の中を、のんびりゴトゴトと走る姿は、どこか牧歌的で癒されます。
車内からはタンチョウヅルやエゾシカに出会えることも。運行は例年4月下旬〜10月頃までで、夏が特に人気。
発着駅: 釧路駅〜塘路駅
アクセス:札幌から特急で約4時間、釧路駅から乗車可能
全車指定席のためご乗車の前に予約が必要
夕陽ノロッコ号
ノロッコ川湯温泉号
🚃わたらせ渓谷トロッコ列車(群馬県)秋の紅葉が有名。撮影スポットも豊富
渓谷美が有名な「わ鐵(わてつ)」のトロッコ列車。
窓のない「トロッコわたらせ渓谷号」は春の新緑や秋の紅葉が絶景。
神戸駅近くの足尾銅山や温泉施設と組み合わせるのもおすすめ!
運行時期: 3月〜11月の土日祝中心(一部冬季運行あり)
アクセス:桐生駅または相老駅から乗車可能
🚃四国アンパンマントロッコ列車
それぞれの路線はその土地ならではの自然を満喫できるように設計されており、「日本にはこんな景色があったのか!」と驚かされること間違いなしです。
\全国の主要なトロッコ列車はこちらから/
全国のトロッコ列車8選!開放的な車内から景色を満喫!一度は見たい絶景も!
地域の魅力とセットで楽しもう!
トロッコ列車の魅力は「乗ること」だけにとどまりません。
各地にはその路線ならではの観光資源がたくさんあります。
地元グルメ(郷土料理、駅弁)
温泉(温泉街とのセットコース)
ミュージアムや記念館(鉄道記念館や自然資料館)
地域限定のお土産
旅全体を楽しむためにも、事前に周辺の観光情報を調べておくと、より充実した体験ができます。
鉄道ファン必見!車両の魅力にも注目
鉄道好きなら見逃せないのが、車両そのものの造りです。
大正時代のような古典的な外観から、木目を活かした内装、天井の照明のレトロ感まで、まるで映画のワンシーンのよう。
なかには旧型ディーゼル機関車がけん引するものもあり、煙を吐きながら走る姿に思わずシャッターを切りたくなる人も多数。
写真撮影を楽しむファンにとっても、トロッコ列車はまさに絶好の被写体です。
子ども連れでも安心・楽しい工夫がいっぱい!
トロッコ列車は、子どもと一緒でも安心して乗れるよう工夫されています。
たとえば、
♪ トイレが設置されている車両も多い
♪ 駅周辺に観光施設や道の駅が併設されている
♪ 子ども向けのスタンプラリーや乗車記念証がもらえることも
♪ 乗車時間が比較的短い(30分〜1時間ほど)
など、小さなお子さまでも飽きずに楽しめる仕組みがたくさん!
風を感じながら家族でワイワイ楽しめるこの体験は、子どもにとっても一生の思い出になるはずです。
トロッコ旅のベストシーズンと服装のポイント
トロッコ列車は「自然を五感で味わう列車」なので、季節によってまったく違った表情を見せてくれます。
春〜初夏には、新緑がまぶしく、清々しい風を浴びながらの乗車が爽快!
夏には、渓谷や森林地帯を走る列車なら涼を感じられて快適
秋には、紅葉シーズンはまさに絶景の宝庫。大混雑することもあるので早めの予約が吉
冬には、一部は運休しますが、営業している路線では幻想的な雪景色が楽しめる
なお、窓がない車両が多いため、防寒・防暑対策は必須。
春秋でも冷たい風が吹くことがあるので、羽織ものを持っていくと安心です。
まとめ 心に残る「旅」を探しているならトロッコ列車に乗ろう!
トロッコ列車は、「ただ移動するだけの旅」を超えて、自然・歴史・鉄道ロマンを一度に味わえる動く観光地です。
列車がゆっくり走り出すとともに、自分自身の時間もゆるやかに流れ出す♬
そんな不思議な感覚を味わえるのが、トロッコ旅の最大の魅力!
「子どもに自然とふれあう体験をさせたい」
「鉄道の魅力を家族で楽しみたい」
「写真映えする旅を探している」
そんなあなたにこそ、一度は乗ってほしい、日本が誇るトロッコ列車の世界へ!
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