アンチエイジングを考える時、まず考えなければならないのは、
「活性酸素」だということは、常に言われていることですが、
では呼吸をするだけで、約2%が発生するといわれる活性酸素は、
そんなに悪者なのでしょうか?
いいえ、本来活性酸素は体を守る殺菌作用があり、
細菌やウイルスと戦ってくれる役割があります。
しかし必要以上に増えすぎると、ここから悪さを
仕掛けてくるというわけです。
これによって病気原因のの90%は、活性酸素と
言われてしまいます。
つまり増加しすぎた活性酸素をそのままにしておくと、
DNA細胞を傷つけ、からだを酸化させてしまいます。
つまり鉄さび、さびた釘状態にしてしまうのです。
そうなると重大疾病の癌、糖尿病などの生活習慣病に
罹りやすくなるばかりでなく、若さも錆びさせてしまい、
しわ、しみ、たるみの見ため老化も加速させていきます。
有害な物質を体内に摂り入れたり、浴びたりすると
ますます増えるという活性酸素。
現代の食生活、ストレス、紫外線、最近問題のPM2,5なども
あげられます。
それには、ビタミンを含む食材が有効と言われます。
ビタミンA(カロチン)
レチノール、を多く含む食品の豚、牛、鶏のレバー、
卵、乳製品、今大人気のルッコラなど
緑黄色野菜は免疫力を高めるβ-カロテンを多く含む
ビタミンB2
豚 レバー、アーモンド、納豆、卵、牛乳、のり
ビタミンC
レモン・ライム・オレンジ・グレープフルーツなどの柑橘類
トマト、柿、アセロラ、ピーマン、ブロッコリー、キウイフルーツ、
ビタミンE
ひまわり油や米ぬか油、大豆油やべにばな油などの植物油、
アーモンドやひまわりの種など
たらこやキャビアなどの魚卵
マヨネーズ、小麦胚芽
●特にビタミンCは、コラーゲンの合成に深く関与している
といわれていますので、季節ごとの果物を摂ると良いですね。
●またビタミンEは、活性酸素によって酸化が広がるのを防ぐ
働きがあるので、これも摂りたい食材です。
これらを見ていくと、毎日毎日の食事がいかに大切か
というところに行きつきます。
このことは世界のどの国の人々にも共通することですが、
現代ではジャンクフードを子供たちに食べさせることが
多かったり、時間的制限や好き嫌いで十分な栄養素を
取り入れられないということもあり、がんの発生率が
2人に1人や、認知症の人口がどんどん増えて
いきつつあるのも事実です。
勿論、重大疾病は食ばかりが原因とは言えませんが、
食にあることも否定することはできません。
個人個人が様々な知識をもって、予防医学というものを、
意識することによって少なからず、高齢化社会を健康で
乗り切ることが出来るのではないでしょうか?
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