初節句お祝いや、そのお返し、のしはどうする?
お礼状の書き方は?
初節句!
心地よい響きと赤ちゃんを授かった喜びが形に現れる日本古来の伝統行事ですね。
パパ、ママばかりではなく、おじいちゃんおばあちゃんはこの日のためにお祝いを用意して心待ちにしていることでしょう。
そこで
たとえば、お祝い金や品はどの程度贈れば良いのか、
またお祝いのお膳はどうするのか、欠席された方へのお礼は、
お返しはどうするのかなど、戸惑うことが結構ありますよね。
初節句はお子さんの健やかな成長を祈って、お祝いする
というものですから、お祝いの席にご招待するのは、
両家の祖父母が、メインになるでしょう。
またその家に同居している赤ちゃんのご両親のご兄妹が
いればお呼びするのも、後々気分的な確執を避ける方法でも
あるかもしれません。
これはその付き合い方にもよりますが・・・。
古来、通常母方の祖父母が桃の節句や端午の
節句の飾りを贈るのが通例となっていますが、
最近はこうでなければならないという
風習的なものは厳格ではなくなってきています。
しかしその土地によっては、昔からの習わしが
しっかりと受け継がれているところが多いので、
よく聞いておく必要があるかもしれません。
通例としては
祖父母…5~30万円
親戚・兄弟…5000円~1万円
友人・知人…3000円~5000円
と言われていますが、そのご家庭相応の
心のこもったものがよろしいかと思います。
通常はお節句の間近の日か当日、席を設けてお祝いと、
お返しをかねると良いでしょう。
ですが、親戚や両親の知人や友人などからお祝いを
頂いた場合は、通常3分の1から、半額程度の
お返しを贈るのが通例になっています。
祖父母などは、初節句のお祝いの席にご招待するのが、
お返しになりますから、特に必要はないのですが、
お土産としてチョッとした和菓子などを
お渡しになる方もいます。
その他の方や当日欠席された方などには、
その後すぐか、3月ならその月末頃迄、
5月もその月末頃迄で、月をまたがずに、
お返しを贈りましょう。
のしにもいろいろありますが、[紅白蝶結び]の
「のし紙」に、「内祝い」あるいは「初節句内祝い」と
書いて、下の名前欄にはお子さんの「名前」のみ
書いて苗字は書きません。
お子さんの日々のかわいらしい様子などを
お知らせして、お祝いを下さった方に
心からの感謝の言葉で、お礼状を書きましょう。
1、まず季節のご挨拶から書き始め
2、 お祝いをいただいたお礼
3、 赤ちゃんの様子
4、今後ともよろしくという言葉で締めくくります
<例文>
様
拝敬 (季節の様子)・・・となりましたが、いかが
お過ごしでしょうか。
先日は、○○の初節句にお祝いをいただき、
(雛飾りまたは武者飾りをお送りいただき)
ありがとうございました。
〇〇もおかげさまで、元気にすくすくと
育っておリます。
その○○の様子を写真に収めましたので、
ご覧いただければと思います。
何々(季節)とはいえ、いまだ何々なので
お身お大切になさってくださいませ。
別便にて心ばかりの品をお送りしましたので、
お納めいただければ幸いです。
敬具
年 月 日
父、母の名前
子供の名前
赤ちゃんが生まれて、はじめての
お節句の日にお祝いするのが
通例ですが、お節句近くに生まれたり、
赤ちゃんやお母さんの体調などに配慮して、
翌年お祝いしても良いでしょう。
お節句は赤ちゃんの健やかな成長と
これからの幸せをお祈りする行事ですので、
皆さんの都合の良い時に、明るく楽しく
お祝いしてあげましょう。