ここ数年、男性が日傘をさしているのをチラホラ
見かけるようになりました。
環境省はこのたび、夏の日光による熱ストレスを
軽減する日傘の活用を推進するキャンペーンを
発表しました。
男性といえど日傘は熱中症対策には必需品です。
近年の高温多湿傾向は、ますます加速して、
東南アジアの気候と同じになってきています。
熱中症というと高齢者が多いといわれますが、
4、50代の男性の救急搬送も少なくないようです。
クールビズという言葉ができて久しいのですが、
男性のオフィスタイルは確かに涼しげになって
きていますが、営業職の人たちの外回りは
未だに解放された状況とは言えないようです。
環境省の対策
平成30年の猛暑は、熱中症による救急搬送者が
過去最大数を記録。
熱中症予防対策は、急務の課題として緊急かつ
重大なものとして位置付けしました。
最近の気候の変動は、人々の生活に多大な影響を
及ぼしているため、それぞれが工夫をして、
熱中症予防を心がけるよう呼び掛けています。
その対策の目玉として、暑さ指数(WBGT)の
低減効果が比較的高い「日傘」の活用推進を
提唱しています。(出典:環境省)
女性用日傘
女性はファッション的にも、さまざまな日傘を
楽しんでいます。
遮光効果の高いもの、UVカット率の高いもの、
完全遮光遮熱、晴雨兼用のもの、日焼け防止
効果の高いもの、ひんやり効果のあるもの、
扇風機日傘、手のひらサイズの軽量のものなど
種類も豊富に出回っています。
男性用日傘
環境省では、男性も日傘を用いるよう推進しま
したが、男性にはなかなか日傘をさすことに、
抵抗がある人が多いようです。
女性の中にもSNSに「日傘をさす男性はどうよ」
みたいな投稿をする人もいますが、この際、
見た目の問題ではなく、体へのダメージを解消する
大きな問題、熱中症予防対策として考えなければ
なりません。
まとめ
環境省は、このほかにも街中の交差点に街路樹を
植えて、日陰を作り熱対策効果を上げるなど、
熱中症予防に力を入れ始めました。
加えて99%遮光の日傘は、街路樹がない場合でも、
汗の量が17%も減少するという結果が見られた
そうです。
男性もこの際、熱中症から身を守る意味でも、
日傘の常用を考えてみてはいかがでしょうか?
勿論睡眠と栄養、水分補給は忘れずに・・・。